軟弱地盤の土地が多い邑楽郡で施工を続けてきて、「建築箇所数点の地盤調査だけで地耐力を測ること・地盤材料を信頼することは難しい」と感じています。調査ポイントでは数値が比較的高い地耐力を有していても、ほんの少し離れた別のポイントは全く異なる地盤材料で構成されている、ということが多々あるのです。
ですから私たちは、地域の特性を踏まえた上で確実に安全な住宅にするために、軟弱地盤でも大丈夫な、安全率の高い設計を行うこととしております。
地震大国日本では、耐震設計・耐震対策は絶対必須であると言えるでしょう。
お客様とお客様の住居を常に安全に守るため、イマキタ住研は耐震設計・耐震対策を怠りません。
家を基礎全体で支える「ベタ基礎」を採用し、家にとって最大の敵である不同沈下を防止します。(不同沈下は家全体が傾き、扉や窓の建て付けが悪くなったり床が傾いたりするだけでなく、軸全体が歪むことから、構造体の強度を弱めることにつながります。地震の際に受ける水平方向の揺れに弱くなる、ということです。)この基礎が抜群の安定力で家を守ります。
また、外力が集中しやすい基礎のコーナー部にハンチを設けてさらに基礎を強化しています。
全て4寸材を使用し、地震に強い構造を実現しています。また、1、2階とも床には構造用合板を敷き詰めてフラットフォーム構造にしており、これにより水平剛性をさらに高めています。
イマキタ住研の造る住宅には、端部の仕口が90mm×45mmの筋かいを標準とし、さらに建物角隅々には150mm×60mmの大筋かいを使用します。 これは一般材(90mm×30mm)の1.5倍、角隅々は3.3倍もの断面積であり、これにより地震や風圧力などの水平方向の力にも充分耐えうる安心の強度を実現しております。
さらにイマキタ住研では筋かいの仕口断面積が大きいだけでなく、筋かい位置を充分考慮し大筋かいをバランスよく配置することで、受けた水平方向の力を全体に分散させるようにしています。
構造耐力上主要な部分である継ぎ手や仕口を緊結する接合金物には、軸組工法用金物規格に適合するZマーク表示金物を使用し、確かな施工を行います。