住まいの知識と情報

建売住宅と注文住宅

新築住宅をお考えの方でも、建売住宅にするか注文住宅にするか、「何を根拠に決めればいいのかよく分からない。」というお話を聞くことがあります。それぞれのメリットとデメリットを把握した上で、自分たちの求める住宅を手に入れるようにしましょう。

建売住宅のメリット・デメリット

＜建売住宅のメリット＞

• 完成品を見てそのまま買えるのでイメージ通りである。
• 買ったらすぐ住める。（土地探しも必要ない。）

＜建売住宅のデメリット＞

• 家に家具や生活スタイルを合わせる暮らしになる。
• 工事の経過を見ることが出来ない。材料、施工状況などは信じるしかない。

建売住宅のメリットは、何といっても出来上がっている建物を見ることが出来る、注文住宅のように図面で想像するのと違い、手で触る歩いて広さを体感し家具の配置を歩測しチェックしながら確認が出来、決断するとすぐに住むことが出来るし、土地から探す必要もなく煩わしさが無いといえます。その反面同時に施工した他の住宅と色使いも似ていたり、自分たちに最適なレイアウトでなかったりするのは当然で、最大の問題は、地盤、基礎、構造と言った家の大切な部分を、完成後は確認することが出来ないことが挙げられるでしょう。

注文住宅のメリット・デメリット

＜注文住宅のメリット＞

• 地盤改良や基礎工事を含め、安心出来る家作りをすることが出来る。
• 世界に1つだけの、『自分たちの家』を手に入れることが出来る。
• プロのアドバイスを聞きながら打合せをしていくので、その人に合った使い勝手のよい家が出来る。
• 好みの家具や生活スタイルに合わせた間取りや設備を決められる。
• 工事の経過を見ることが出来る。業者によっては、施工中の柔軟な対応も可能で、より使いやすい家を完成させることが出来る。

＜注文住宅のデメリット＞

• 土地探し・業者選びが難しい。（建築条件付物件なら土地契約＝業者決定となる。）
• 完成までに時間がかかるため、予定を立てて家作りをする必要がある。

土地を持っていない場合は、土地探しから始まるので、親切で面倒見のいい業者探しから始めなければなりません。将来を考え家族にとってどこの街、どんな地域、どんな環境と、広さは、価格は？良い業者に依頼し一緒に探すつもり位がいいでしょう。選んだ土地が地盤調査によって必要と判断された場合は、安全な家作りのために地盤改良工事を施したり、杭打ちを行うこともあります。永く快適な家にするため家族によっては暖炉や茶室をこしらえ使う材料を特別に取り寄せたりと、よい材料を使うことで値段に反映することになるでしょう。

しかし、『家』を買うということは『幸福』と『安全』を買うことと同義であると思います。

時間がかかるのも、お金がある程度かかるのも、今そして未来に向かっての投資と考えとても大切なことではないでしょうか。