住まいの知識と情報

住宅購入の成功の鍵

よい業者、信頼できる会社を選びたいのなら、急がずしっかりと精査することが必要となります。本当に信頼の出来、安心の技術力を持っている会社と担当者を選ぶことが出来れば、家作りは既に半分以上成功したようなものです。家作りの第一歩とも言える業者選び、以下のポイントを参考にしてください。

家作りに熱心ですか？あなたの気持ちを理解してくれますか？

家を作ることに一生懸命な業者を探してください。そして、お客様の要望や意見をしっかり聴取し、納得の行く返答の出来る業者を選んでください。

家を作ることに一所懸命な業者＝ご自宅に連日連夜押しかける、ということではありません。

疑問に思ったことに対しての返答をせず「こちらはプロで（あなたは素人で）すから、気にしなくていいんです。お任せください。」などという対応なら、絶対に信用できません。また、お客様を呼び込むこと、早く契約を交わさせることに熱心な異常に営業力のある会社は『会社のために』家を作っているのかもしれません。

お客様のために一生懸命相談に乗り考えてくれる業者に出会うまで、業者選びに妥協しないでください。

提案は満足できるものですか？

お客様の要望にあった提案をきちんと出せる業者を選びましょう。プランニングにはその担当者、ひいてはその会社の力量やセンスが大いに問われるものですから、その提案自体がお客様の満足出来るものかしっかり判断してください。最初に提示されたプランは気に入らなかったとしても、その後の打ち合わせでお客様の意向を反映してフレキシブルにプラン修正してくれるところなら、気に入るまで打ち合わせを続けることが出来ると思います。

また、『良い提案』には担当者や会社のスキル以外に、お客様への気持ちのあり方も大きく影響すると思います。一見要望を聞いているかのようでいて、次の打ち合わせでプランの修正をしてくれないような人ならお客様の望む家作りは実現しないかもしれませんし、会社がやりやすいようにお客様の意見を誘導するようなことがあれば、それはお客様のための家にはなりません。

予算は大丈夫ですか？

自分の考える建築総費用と、業者の提案できる見積り額のすりあわせは出来ますか？無尽蔵に支払えるのならどんな高い業者やメーカーとでも契約出来ますが、お客様の無理なく支払える予算で「良い家作り」をするには、予算のすりあわせが可能な業者を選ぶことが必要です。

家の工事費だけでなく不動産登記関係や税金など、また外構工事やエアコン、カーテンなどの建てた後に必要になるお金もあります。予算を考えるにあたって、総予算の概算をアドバイスしてくれる担当者なら、お客様にあった金額でのプランニングも快く考えてくれることでしょう。

じっくり打ち合わせをしてくれますか？

打合せ期間を短く済ませようとする場合や、打ち合わせ回数に制限がある場合、即座に返答しなくてはいけないような打ち合わせを強いられる場合は要注意です。

1週間か2週間ごとに打合せを行うことが多いですが、決定しなくてはいけないことは多岐に亘りますし、1つひとつ慎重に決定するべき事柄です。細部まで考えながら打合せを重ねていくと、数ヶ月はあっという間に経過しているものです。それをほんの数回で済ませるのは、お客様本位の打ち合わせとかけ離れていると言えるでしょう。

現場を見ることは出来ますか？

実際に建築中の現場を見せてくれる会社を選びましょう。営業担当者が話していた通り、しっかりした施工をしているか確認してください。

完成現場見学会だけでなく、構造見学会を定期的に行っている会社なら、積極的に見学に行っていただき、疑問点がなくなるまでじっくり見て来て頂きたいものです。柱や筋かい、土台や基礎といった部分をよく見学してください。また、会社によっては、構造見学会の日ではなくても、希望すれば現在施工中の建物を気軽に案内してくれるところもありますし、既に完成して入居しているお宅を見られる場合もあります。

施工に自信のある会社なら、きっと現場を見せてくれます。