診断ガイド
群馬県に診断は必要か
大きな地震にさほど見舞われてきていない群馬県。ずっと群馬県にお住まいの方の中には、「群馬県なら大丈夫」とおっしゃる方がいらっしゃいます。しかし、これは根拠のない自信であり、正しい認識とは言えません。“しばらく大きな地震がなかった”のですから、“これから来るかもしれない”と考えるべきです。間違えても“これからもしばらくはないだろう”という過信はしないでください。
群馬県は、活断層や活断層の疑いがあるところが県内に6か所あり、直下型地震がいつ発生してもおかしくない状況です。もしも直下型地震が起こった場合には、新潟県中越地震を上まわる被害が想定されているのです。
また県内には、大きな揺れが発生する「ゆれやすい表層地盤」が分布しており、県内の活断層による地震のほか、首都圏直下型地震や東海地震等の影響により、大きな揺れが発生する恐れもあるのです。
（群馬県耐震改修促進計画 より抜粋）
ですから、“今現在揺れていないこと”を“今後も揺れない”根拠と考えず、一刻も早い診断が必要であることを認識していただきたいのです。
耐震診断の仕方
具体的な診断方法としては、
- 自分で出来る簡易診断
- 専門家による耐震診断・相談
専門家のスタッフに相談し、実際に診断してもらいます。診断後、必要に応じて補強工事に関する説明も受けることも可能です。ただし市町村によって募集期間や戸数、条件等の制限がある場合があること、無料の場合と市町村の助成があるものの有料の場合とに分かれますので、それぞれの市町村へ詳細は確認していただくことが必要です。 - 耐震精密診断(有料)
一級建築士が行う精密な診断です。精密診断で得られたデータは補強計画へ活用することも出来ます。
などがあります。
イマキタ住研でも、耐震診断を承ります。気になる点がある場合には、なるべく早くご相談いただき、安心な住宅へのご提案をさせていただきます。
簡易診断について
基礎の条件、建物の形、壁の配置やバランス、建てた時期や老朽度などをチェックし、不安材料が見つかったら専門家に相談するためのものです。簡易診断をしただけで終わりにせず、少しでも必要を感じた方は、いつでもイマキタ住研にお問い合わせください。
- 家を建てたのは昭和56年より以前か・以後か
- どのような基礎か
- 壁の配置はバランスがとれているか否か
などを含む10項目でそれぞれ適合するものを選択するだけで、簡単な診断が出来るものです。 「ひとまず安心」から「心配である」までの目安を知ることが出来ます。
→財団法人 日本建築防災協会 「誰でも出来る 我が家の耐震診断」へ
