コメント:「実は完成した直後は、“ここはああすればよかった”とか思うこともあったんですけど、住んでみたら意外なことにその逆を感じることが多いですね。思ったより住みやすい、使いやすいな、ということの方が多いです。図面や完成直後の見た目と、実際に住んでみた感想にはいい意味でのギャップがありました。」
延べ床面積39.75坪の二階建て住宅。切妻屋根とシンメトリーな外観が印象的。建物幅いっぱいに作られたバルコニーは広々しており、使いやすい合理的な設計になっています。また、L型の対面キッチンや階段下収納、ウォーク・イン・クローゼットや4帖の納戸など、使いやすさを重んじた合理的なレイアウトが随所にちりばめられています。
階段下のスペースは、収納庫として有効利用します。奥にあまり使わないものを、手前に日常的に使う掃除道具などを入れることが出来、さらに各部屋に物入れやクローゼット、2階には4帖の納戸がありますので収納力は万全。細長い寝室には、壁で隔てた書斎スペースを設けました。書斎スペースは気持ちが落ち着くように採光を少し控えてあります。夫婦一緒に同じ空間の中で、しかしそれぞれの好きな時間をくつろいで過ごせる寝室つくりが出来ました。
また、2階洋間はドアとクローゼットが2個ずつ、左右対称に作られています。既存のままで大きな洋間としても使えますし、お子様が生まれて自分の部屋を持ちたいと思うようになったときには、真ん中に間仕切り壁をつけれることで2つの部屋にすることも出来る工夫がなされています。家族の形態や生活プランに合わせて部屋の使い方を変えることの出来る空間つくりは、特に若い世帯のご家族には有効な手法であると思われます。